GoProHERO7は2018年に発売されたアクションカメラで、スキーやサーフィンなどのスポーツから海外旅行での撮影まで幅広く活躍する高性能カメラです。
しかし、実際に使うと解像度の設定から広角設定、ホワイトバランスやシャッタースピードなど細かく設定を変更でき、初めてGoProを使う人にとっては非常に迷うポイントだと思います。
今回はGoPro初心者におすすめの基本設定を紹介します。
GoProを買ったけどどう設定したらいいかわからない人や、明日にでも海外旅行に行く人はとりあえずこの設定をしておけば大丈夫です!
スバリおすすめ設定はこれ!
項目 | 設定値 |
アスペクト比 | 16:9 |
解像度とフレームレート | 1080 / 60FPS |
視野角 | 広角 |
安定化 | 自動 |
Protune | オフ |
低光 | 自動 |
解像度は16:9で1080(FullHD)の60FPSがおすすめ。記録容量と映像の綺麗さ滑らかさのバランスが取れた設定です。
解像度によってはHyperSmooth(手ぶれ補正)やSuperView(広角撮影)が選択できない設定があるので要注意。
GoProHERO7Blackの特徴
GoProHERO7Blackはこれまでに無い強力な手ぶれ補正機能である「HyperSmooth」が備わっています。また広角撮影機能が備わっており、様々なシーンでクオリティの高い映像撮影が可能となっています。
手ぶれ補正機能「HyperSmooth」

HypersmoothはGoProHERO7Blackで追加された強力な手ぶれ補正機能です。
激しい揺れでもスタビライザーを使っているかのような安定した撮影ができます。
スポーツに限らず、海外旅行でも活躍します。
ただし、HyperSmoothは利用できる解像度が決まっています。https://jp.gopro.com/help/articles/block/what-is-hypersmooth
解像度 | フレーム レート | 安定化 |
---|---|---|
4K 4:3 | 30/25 | 安定化機能なし |
4K 4:3 | 24 | 標準安定化 |
4K | 60/50 | HyperSmooth |
4K | 30/25 | HyperSmooth |
4K | 24 | HyperSmooth |
2.7K 4:3 | 60/50 | HyperSmooth |
2.7K 4:3 | 30/25 | HyperSmooth |
2.7K 4:3 | 24 | HyperSmooth |
2.7K | 120/100 | 安定化機能なし |
2.7K | 60/50 | HyperSmooth |
2.7K | 30/25 | HyperSmooth |
2.7K | 24 | HyperSmooth |
1440p | 120/100 | 標準安定化 |
1440p | 60/50 | HyperSmooth |
1440p | 30/24 | HyperSmooth |
1440p | 24 | HyperSmooth |
1080p | 240/200 | 安定化機能なし |
1080p | 120/100 | 標準安定化 |
1080p | 60/50 | HyperSmooth |
1080p | 30/25 | HyperSmooth |
1080p | 24 | HyperSmooth |
960p | 240/200 | 安定化機能なし |
960p | 120/100 | 標準安定化 |
720p | 240/200 | 安定化機能なし |
720p | 60/50 | HyperSmooth |
広角レンズ
GoProでの撮影といえばやはり広角レンズ!アクションカメラならではの広い視野角でダイナミックで臨場感ある映像が撮影できます。
GoProHERO7では魚眼無効、広角、SuperViewが選べます。
※ただし、こちらも解像度によって選べる設定が異なります。
https://jp.gopro.com/help/articles/block/video-resolutions-for-hero7-cameras



広角モードは魚眼無効に比べかなり視野が広くなっています。
より多くの被写体を映せますが、映るものは小さくなります。
また、映像も多少歪みがあるのがわかります。
そしてSuperViewは、広角モードと比べてさらに視野角が広くなっています。
これは、一番視野角が広いアスペクト比4:3と同じ映像を16:9に圧縮し、GoPro独自の歪み補正をかけた映像となっています。中心付近の歪みは少ないですが、周囲の歪みはそれなりに大きくなっています。しかし、一番ダイナミックでGoProらしい映像が撮影できます。
基本は広角モードを利用し、よりアクティブなスポーツやスピーディーなモータースポーツなどでSuperViewを使うことをおすすめします。
おすすめ設定の理由
アスペクト比
アスペクト比はやはり16:9!
テレビやスマホ、PCなど多くのデバイスや機器がアスペクト比16:9となっているため、フルスクリーンでみることができます。そしてYoutubeも16:9が標準となっています。
解像度とフレームレート
おすすめ解像度は1080のフレームレート60FPSです。
1080というのは、1920×1080でいわゆるフルHDの解像度です。
フルHDは対応する液晶モニターが一番多く普及しており、最近のモニターやテレビからスマホに到るまでほとんどのデバイスで再生可能です。
解像度と合わせて設定するフレームレートとは、1秒間に何枚の静止画で映像が構成されているかを表します。60FPSは1秒間を60枚の静止画で構成した映像で、ハイスピードなスポーツでもスムーズな撮影が可能です。
また、Youtubeでも60FPSの動画に対応しており、比較的対応する液晶モニターも多いので、GoProで撮影するなら60FPSがおすすめです。
解像度1080で、さらに高いフレームレートである120FPSですと、上の表で示した通り、「HyperSmooth」が利用できなくなります。
GoProHERO7特有の機能である「HyperSmooth」を利用するには解像度1080の60FPSがもっとも適しているのです。
視野角
GoProは「HERO3+」よりSuperViewという超広角モードが搭載されています。
非常に視野角が広くダイナミックな撮影ができますが、歪みが大きいというデメリットもあります。また、被写体が小さくなってしまうため、旅行などで撮影する場合のおすすめ設定は「SuperView」ではなく「広角」での撮影です。
比較的歪みが少なく、目で見るのと近い視野角の映像が撮影できます。
安定化
安定化は自動にしておくことで、HyperSmoothが利用できる解像度設定では自動的にHyperSmoothが適用されます。
その他設定
ProtuneをONにすると、ISO感度やホワイトバランスなど、より高度に画質を調整したい場合に利用します。ProtuneをONにするとデータ量が増えます。
ひとまず初めてGoProを利用する方はProtuneはオフにしておくことをおすすめします。
低光量設定を自動にすると、周辺光に応じて自動的にフレームレートを調整し、適切な感度での撮影ができます。
まとめ
今回紹介した設定は、GoProHERO7Blackの性能を活かしながら汎用性を重視した設定となっています。しかし、GoProHERO7Blackでは4K60FPSの高解像度やProtuneでの細かな画質の調整が可能です。様々なシーンでおすすめの設定はまた別の機会に紹介したいと思います。